日本から遠い遠い、南アフリカ・ダーバンで3年過ごし、日本に再び戻った日々のあれこれ


by tcruikong
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日本の伝統芸能に触れる

Akiさん宅での「日本の伝統芸能ミニ講座」に参加させてもらった。

ダーバンのKwaZulu-Natal大学で主催されている学会(詳細は
聞き忘れたけど、音楽に関する研究をされている方の学会だとか)に
参加された博士の皆様を招いてのもの。

今日の講座はその中の平間先生による、「能」と「歌舞伎」について。

参加者は、
日本人、イタリア人、南ア人、イギリス人と国際色豊かな面々。

語学学校でも感じたことだけれど、海外の人って本当、思ったことはその場で
伝える主義
だよね。

説明の最中でも、疑問があればすぐに発言するから、講座が止まることもしばしば。
までも、それだけ興味があるってことだもんね。

能のお面の意味、なぜ男の人しか演技することを許されないのか、なぜこんなに動きが
スローなのか、これは日本人にも流行っているのか、
そもそもこれって何なの?(たぶんオペラとかミュージカルと比較したかったんだと思う)
っていう超ド直球な質問まで、聞いているこちらも「なるほどね~」と思うような質問も
たくさん出て、かなり盛り上がりました。

ひと通り講義が終わった後は、軽食を頂きながらのフリートーク。


久しぶりに再会した友人との会話もそこそこに、平間さんに直接、
さらにお話を伺うことが出来た。
彼女は、能、歌舞伎、文楽、雅楽を教えていらっしゃるとのこと。


ところで私は初心者ながら落語が好きです。(突然の告白、ごめんなさいね)

私が落語を好きな理由の一つは、耳に心地よい日本語が聞けるから。
まぁ、話そのものが面白いっていうのもあるんだけど、
でもこれを私が読んだって全然面白くも何ともない。
師匠たちの話術は本当に「芸」なんですよね。
すーっと入ってくるし、くすぐりがまた、人によって違うからたまらない。

で、その中で「浄瑠璃」について出てくる話があるんですよ。義太夫節について。
浄瑠璃ってのは文楽とほぼ同じ意味で現在は使われているそう。
(本来は文楽は、浄瑠璃の劇場の名前、浄瑠璃は音楽を指す)
実際に浄瑠璃を観たことはまだ無いので、ここは平間さんに聞いてみるしかない!
相手は何せその筋のプロなので、私のくだらな~い質問や、ド素人な発言にも
丁寧に答えていただき、俄然興味が沸いてきた。


何か、日本人なのに、海外の人と一緒に日本の伝統芸能を教えてもらうって
シチュエーションもなかなかないよね。

--------------

実は、私が浄瑠璃に興味を持ったのは、他にも理由があって。
あるコラムでこんなことを読んだから。
(個人的にはこれは落語にも通ずるものがあるのではないかと思う)

師匠は床(舞台、のことを文楽ではこういいます)にいらっしゃるときだけでなくて、
普通に「現代語」でお話しされているときもひたすら「芸」の方なんだとか。
原稿も読むことなく、フリーハンド、フリートーク。
それでひたすら聴衆を笑わせ、泣かせる。「普段」の師匠の様子も同じで、
普通に会話をしているだけでなんだか心地がよくて、ものすごく楽しい。
とにかく師匠の「声」を聞いているだけでとっても幸せな感じになるという。

そして著者が発見した、秘密

「えー、あのー」が一切ない。そういった「隙間埋め言葉」がない。

師匠は、やはりこう言ったんだそうな。
「え~、やら、あの~、やらは気をつけて普段から一切使わないようにしてまっせ。
最近のテレビではみなさん「え~」「あの~」を言いすぎですわ。
<間>が取れてない証拠ですわ。喋りは<間>が命ですわ」
(あでも、落語では「え~」をうまい具合に使ってる気がするな、、ちょっと違うのか、、?!)

わ、わかるー!!わかるよ、ワトソン君!!

え~、それでですね。
え~、というわけですね。
あの、新しく入ったニュースですが。

最近、テレビでもラジオでも口語でも、みんなよく使ってるよね。
現代では「間」をみんなが嫌がるようになったことが、「隙間埋め言葉」が氾濫する
所以では、という説があるそうです。

そんな風に「離す」「距離を取る」日本語のなかにひたっていると、
それが普通になってくる。耳がそういうリズムになれてくる。だから、
自分も話をするときに、ごく短い「えっ」とか「あの」を入れてしまうようになる。
私もそれがかなり耳障りに感じるタイプなので、自分ではなるべく
そうしないように気をつけている(つもり)。ただ、「えー」「あのー」を
言わないでいても、今度は「それ」とか「あれ」とか言って、
結局は隙間埋め言葉を使っていたりするんだな、これが。

でもそれが普通になれば、きっと師匠方のように
普段から心地のよい喋りになれるんだろうな~。

著者いわく、要するにこれは、「間が怖い」現代人症候群。
生きるペースも、情報が流れるペースもどんどん早くなってきて、ちょっとでも間が空くと、
みんなが「えっ?大丈夫?放送事故?」なんて思ってしまうくらい「間」がなくなっている。
そのペースに自分たちも侵食されている。
要するに不必要に焦っているんでしょうな~。えー、の代わりに、一呼吸おけばいい。
そして自分の呼吸を整えてから喋り始めればいい。

そんなことを学んだところ、山口瞳さんのエッセー集『男性自身』(嵐山光三郎編)を
読んで、またもや似たようなことが書いてあった。山口さんが気になったのは

「どーも」

「すいません」

だそうです。
会社で誰かが電話を受けると聞こえてくるのが
「あ、どーも。いえ、それはどーも。そちらのほうはどーも。
ええ、どーも。あの~、それがど~も~」。

電話をかけるときも
「ど~も、○○社の○○です、え、先日はど~も。
それでその例の件なんですがそれがど~も」。

山口さんに言わせると、恐らく「はっきりと言うのが気が引けるときにお茶を濁す」ために
都合のいい言葉が「ど~も」で、だからこそこれほど蔓延しているのであろう、ということ。

「すいません」ではなく「ありがとうございます」と言うべきところも
「すいません」で済ませている。
山口さん自身もついつい「どーも」「すいません」と言ってしまっていることがあったそう。
それに自分で気がついたときは憂鬱になる、と書いていました。

山口さんは、「どーも」で済ませず、なぜそのあとに本来続くべき
「ありがとう」が言えないのか!とエッセーで憤慨されていました。

--------------

きちんとした日本語を話すって、難しいね。

話が随分と発散したようにも思えるが、何が言いたいかっていうと、
綺麗な日本語って、古典芸能の技に隠れているようにも思えるんだ。
何も、今すぐに習えっていうことじゃなくて、普段から身近なものと
して感じておくことで、少なくとも綺麗な日本語を耳にする機会が増える。

そういうのって、心のためにも良さそうじゃん?

いや~、襟元正される気持ちになりましたね!!


a0133747_2131658.jpg次回は来年の2月。是非とも参加で。
力いっぱい、よろしくお願いします!押忍。
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# by tcruikong | 2009-07-06 01:17 | 南アフリカ | Comments(0)
先月29日夕方、ある異変に気づく。


「・・・・・・・・・ん?電気がついてない」


「あ~、また停電が始まったんだわ」


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1年半前、南アに到着した私たちを待っていたのは、
“Load Shedding(ロード・シェディング)”と呼ばれる局所的計画停電だった。
これは、全面的な停電を避けるための“計画停電”のこと。


ところで
私の主観では、たぶん、南国の人って寒い国の人に比べて
ゆったりしているというかだらしないというか、”約束事は
出来る範囲で守るように頑張る”程度にしか思っていないと思う。
全体的に「ゆるい」んだよね。それが良いとこでもあるんだけど。
ほら、寒い国の人ってちゃんと働かないと食料も確保できないし
命が危険に晒されるじゃん?でも、南国ってぼ~~~っとしてても
その辺にバナナはなってるし、何とかなってくんだよね。

南アもご多聞に漏れず、南国です。
そう、この「計画的に」ってことが、とってもとっても苦手みたい。


去年はこのロード・シェディングに結構振り回された。
ただでさえ治安に不安を抱えたこの国で、女1人で夫の帰りを待つ時間帯に、
“シュ~ン”という電気が落ちる音は、できれば聞きたくない。
暗闇の中、携帯電話の灯を頼りにろうそくを探すシーンを想像していただきたい。
ひどく惨めだ。寂しい。こうして女は強くなっていく。


話を戻そう。
つまり、私は停電には免疫が出来てそんなに驚かなくなっていたわけね。
今はロードシェディングはなくなったものの、Blackout、いわゆる普通の停電は
何の前触れもなく時々起こると聞いていたから、それだと思ったわけ。


ところが!!


あれ?廊下の電気がついてるよ?

同じフラットの日本人の方に確認してみると
「(電気)点いてますよ?」


・・・・なぜ?!

どうして家だけが停電なの?!


今日は電気代支払いの締切日。

嫌な予感がする。

急いで夫に確認の電話をする。午前中には支払いは終えたらしい。


・・・・・・・・・・・ち~ん。

わかりました。わかっちゃいました。ええ、ええ。

残念ながら、どうやら家は電気を停められてしまった模様。

え~。
ダサいよー、格好悪いよー。


急遽、近くのCity Lodge[シティ・ロッヂ]に宿泊することに決定!
南アに来てすぐ、お家が決まるまでの約2ヶ月間住んでいたホテル。
いや~、懐かしいね。

こんな理由でまた泊まれるとは思いもよらなかったけど。

ここの朝食が、結構美味しいんだな~♪♪オムレツが美味。


「トラブルなのに、テンション高いね」と冷静に夫に突っ込まれるも、
本当に私、なぜだかムショ~に嬉しかったんだ。
よっぽどこのホテルが気に入ってたのかな?
大して良いホテルでもないんだけどね(ホテルも私に言われたかないだろうけど)。


平日の意味不明なホテル滞在を満喫し(無駄遣いという突っ込みは受け付けない)
翌日、なかなかイイ気分で家に帰りました。


その後、衝撃の事実発覚。

やっぱり支払い、間に合ってたんだって

何それ?いじめ?嫌がらせ?それ、嫌がらせ?



結局、電気が家に戻ってきたのは午後2時前。

電気会社いわく、
「支払いはちゃんとされてるから、午後2時くらいには戻してやる」だって。

最初から停められる筋合いないけどー!!


南アって、普段はゆる~いクセに、電気・電話・インターネット関連の
ストップさせるタイミングテクにおいては、異常なまでの俊敏さ
発揮するんだよね。てか、これって完全なフライング?


いや~、いい勉強になりましたわ。
半分南ア人化している私は、気が引き締まる思いでした。
ご利用は計画的に。お支払いは早め、早めに。

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City Lodgeの写真を探した・・・・・ら、なかった。私は2ヶ月も何をしてたんだろう..
代わりに南アのお札をば。なかなかお気に入り♪

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# by tcruikong | 2009-07-02 03:59 | 南アフリカ | Comments(5)

いやー、深いわー

さて、改めてブログ。
始めるにあたって、友達いろんな人のブログを読んでみた。

で、改めて驚いた。

みんな、ずいぶん上手に書いてるね!
私mixiにも日記を持っているけれど、あれは自分の友人だけ
読むという前提なわけで。こっちは「誰ですか?」みたいな人が、
「そっちこそ誰なのよ?」という存在の私のブログを読めちゃうんだよねー。

私なんて、題名決める時点でかーなーり、迷ったし。
で結局、超安直な名前になってんの(笑)。
みんな、どうやって命名したのだろう??ネーミングセンス抜群じゃね?

何かの本でも、「ブログを書きましょう!」って読んだけど(勝間和代氏だと思われる)
ほら、ブログって、一応読まれる前提で書かなきゃいけないって意識が
妙に働いちゃうじゃない?働きませんか?そうですか。
そしたら、読んだ人がある程度面白く読める内容を書けたらいいけど、
そうは問屋が卸さんわね。毎日毎日そんなネタが起きるわけないよねー。

ということで、やっぱり私も独り言的な、自分備忘録的な、
そういうことを書いていくんだと思う。

別にそれで、いいんだろうけどね。
そもそもブログってそういうもんだろうし。
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# by tcruikong | 2009-07-01 02:01 | ぼそ | Comments(2)

ブログ、始めました。

2008年1月、夫の赴任に伴い ここ南アフリカ・ダーバンにやって来ました。

日本からすると地球の裏側!!なかなか訪れるチャンスのないこの土地で日々

色んなことを経験させてもらってます。

たまに吹く強い風も、まさにリゾート地のそれと言った感じの風光明媚なところ。

ここで、自分の感じたことを少しずつ書いていけたらいいなと思います。

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# by tcruikong | 2009-06-27 02:59 | はじめに | Comments(0)